NISAが広まり、実際に活用している保護者の方も少なくないでしょう。資産形成への関心が高まるなか、「子どもにも早いうちからお金や投資について学んでほしい」と考えるご家庭も増えています。
2027年の開始が予定されている「こどもNISA」は、未成年も非課税で積立投資ができるようになる制度です。一体どんな制度で、どんな活用ができるのかをわかりやすく解説します。
こどもNISAってどんな制度?
こどもNISAは、未成年が利用できるNISAとして2027年にスタート予定です。
NISAの基本的な仕組み
NISAは、投資で得た利益に税金がかからない仕組みです。通常は利益に約20%の税金がかかりますが、NISAなら非課税になります。2024年に制度が見直され、より長期の資産形成に活用しやすくなったことで注目を集めました。
現在、NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2種類がありますが、利用できるのは18歳以上です。
こどもNISAの仕組みと特徴
こどもNISAは、未成年も非課税で積立投資ができるようになる仕組みで、主な内容は次のとおりです。
・利用年齢:0~17歳
・投資対象:つみたて投資枠と同じ商品(長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託)
・年間投資枠:60万円
・非課税保有限度額:600万円
原則として18歳までは払い出しできませんが、12歳以上になると、子どものための資金で本人の同意がある場合に払い出しが可能になる予定です。
また、積み立てた資産は18歳以降に通常のNISAへ移行されるため、成人後も継続して資産形成に取り組めます。
こどもNISAはどう活用する?親子で取り組む金融教育に役立つ
活用方法のなかでも注目したいのが、金融教育に役立つ点です。この制度を通じて、子どもがお金や投資について学ぶきっかけを作ることができます。
子どものうちからお金を学ぶ重要性
こどもNISAが創設された背景には、次世代の資産形成を後押しし、金融教育を広めるねらいがあります。
おこづかいやお年玉は「貯める」ことが中心で、子どもがお金や投資について学ぶ機会は多くありませんでした。しかし近年では、子どものうちからお金との付き合い方や投資の仕組みを知る金融教育の重要性が高まっています。
この制度では、子ども名義の口座で積み立てを行います。そのため「あなたの将来のためのお金だから、どうしたいか一緒に考えよう」と、親子でお金について話し合うきっかけになります。早い段階からお金の管理や資産形成について考える経験は、大人になってからも役立つでしょう。
投資の仕組みとリスクを学ぶきっかけづくり
少額でも積み立てを継続することで、時間をかけて資産形成に取り組む大切さを学べます。運用状況を一緒に確認することで、お金は貯めるだけでなく、運用によって増やせる可能性があることも実感できるでしょう。
一方で、NISAは元本保証がないため、払い出すタイミングによっては元本割れする可能性があります。値下がりや元本割れを経験することで、投資のリスクを知るきっかけにもなります。
親子で資産形成に取り組みながら、お金や投資を身近に感じられることが、この制度の魅力です。
まとめ|こどもNISAを親子の金融教育に活用しよう
こどもNISAは、子どもが投資について学ぶ貴重な機会になります。親子で運用状況を確認したり、将来のお金の使い方を話し合ったりすることで、実践的な金融教育につなげられるでしょう。 今後公表される制度の詳細に注目しながら、ご家庭にあった活用方法を考えてみてはいかがでしょうか。
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